今回は、節分にお菓子まきする地域は?理由も解説!というテーマでお届けします。
節分といえば、豆まきを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
ところが、豆まきでなく「お菓子まき」をする地域もあるってご存知でしたか?
豆じゃなくて、お菓子まき?!
なんだか楽しそう…!
一体どこの地域でやってるの?
初めにお菓子まきを始めた地域は東海地方と言われていますが、近年はそのほかの地域でも節分にお菓子まきをする家庭が増えているようですよ。
では、具体的にはどの地域で、なぜお菓子まきが行われるようになったのでしょうか?
このページでは、
- 節分にお菓子まきをする地域はどこなのか
- 節分にお菓子まきをする理由
について解説しています。
「お菓子まきなんて初耳!」という方も、「うちも子どもとやってるけど、子どもに理由を聞かれて困っちゃった…」というかたも、ぜひご覧くださいね!
節分にお菓子まきをする地域は?
ここでは、節分にお菓子まきをする地域についてお伝えします。
お菓子まきの起源があるのは愛知県という説があり、周辺の県に、そして全国に広がっていったと言われています。
現在ではそれぞれの地域で違った楽しみ方があるようですよ。
以下では、節分にお菓子まきをする地域について、詳しく解説していきますね。
お菓子まきの起源は尾張地方?
節分にお菓子まきを始めたのは、愛知県の尾張地方なのではという説があります。
この説は、尾張地方の結婚に関する文化からきています。
この地域の結婚の儀式は派手なようで、嫁入り道具が豪華だったことに加え、結婚式では花嫁が屋根などの高いところからお菓子を豪快にまく文化もあるようです。
この文化がもととなり、節分でもお菓子をまくようになったのではないかと言われています。
愛知・岐阜・静岡を中心に全国へ
尾張地方から始まったとされる節分のお菓子まきですが、現在では、愛知県の名古屋周辺や岐阜県、静岡県の静岡市周辺を中心に行われています。
まくお菓子に特に決まりはないようで、地域によって様々です。
例えば、岐阜県にある関市の場合、ご当地和菓子の「円空さん」というお饅頭をまく地域があります。
静岡県の静岡市やその周辺の地域では、「動物ヨーチ」というアイシングビスケットのようなお菓子がまかれるところもあるそうです。
近年は、北は北海道、南は九州までお菓子まきの文化が伝わっているようで、全国の様々な地域で節分にお菓子をまく家庭が増えています。
昔に比べると国内の移動がしやすくなって、お菓子まきをする地域の人々も遠くの地域に住めるようになりましたよね。
そこで自分のふるさとの文化を伝えていったんじゃないかなと思いました♪
お菓子まきの地域ではどうやってやってるの?
節分のお菓子まきが盛んな愛知県・岐阜県・静岡県ではどうやってお菓子まきをしているのか、見てみましょう。
神社や寺でまく
節分の時期に神社で豆まきのお祭りが行われるのは全国的なものですね。
お菓子まきが行われる地域では、神社のお祭りでもお菓子をまきます。
お坊さんや宮司さんがまく地域もあれば、厄年のあたる人がまく地域、子どもたちが中心となってまく地域など、色々あります。
時にはお菓子に紛れてお金がまかれることもあるのだそう。
今であれば、この地域以外でもお菓子まきを行う神社があるかも知れませんね。
気になる方はぜひ近隣でイベントがないか調べてみてください。
私の故郷は三重県なのですが、地元に近い神社では結婚した長男が中心となった豆まきのイベントがありました。
そこでは豆の他にお菓子もまいていましたよ!
学校等の行事として
お菓子まき文化がある地域では、学校や保育園、幼稚園で、季節の行事としてお菓子まきが取り入れられているところもあります。
地元の文化を伝えられるだけでなく、子どもたちの楽しい思い出にもなっていいですよね。
私が小学生だった頃は給食に節分豆が出たくらいで、このような行事はなかったかも…ちょっと羨ましい!(笑)
家の真っ暗な部屋で行う
家庭でのお菓子まきは、「部屋を暗くした状態で大人がお菓子をまき、子どもたちが拾う」というところが多いようです。
部屋を暗くする理由は諸説ありますが、宝探しのような楽しみをプラスする目的のほか、鬼が暗い夜に現れるのを退治するという厄除けのような意味も含まれています。
別の地域でも、豆まきを暗闇の中で行うと聞いたことがあります。
暗い夜に鬼が現れる…。鬼を滅するあの有名漫画にもあった世界観だ…!(笑)
節分にお菓子まきをする理由は?
節分には豆をまくというのが全国的には主流だと思うけど、地域によってお菓子まきをするようになったのはどうしてなんだろう?
ということで、ここでは節分にお菓子まきをする理由について解説していきます。
地方の文化が派生したから
上でもお伝えしたことですが、愛知県の尾張地方で結婚式にお菓子まきをする文化があったことから、節分にもお菓子まきをするようになったと言われています。
この文化が近隣の県にも伝わり、一部の地域で節分のお菓子まきが根付いたと考えられます。
お菓子は福を招くから
お菓子は、昔から福を招くと考えられていました。
理由は以下の3つです。
- 昔は甘いものが貴重だったから。
- お祝い事によく振る舞われているから。
- お菓子を食べると幸福感が得られることから。
確かに、お菓子って見てても食べてても幸せだもんなぁ♪
お菓子には幸せを運ぶ力がありそう!
節分は厄を外に出し、福を招き入れるために行われる行事なので、お菓子をまくことで福を招こうという願いが込められているようです。
豆まきは鬼に当ててやっつけるっていうイメージだったけど、お菓子まきは、それよりも福を呼ぶためにやるのかもしれないですね!
子どもが安全に楽しむため
ここからは文化や風習からは少し離れますが、豆よりもお菓子の方が子どもでも安全に楽しめるという理由もあるようです。
節分豆の場合、幼い子どもが食べるには誤飲の危険を伴いますし、落ちた豆を子どもが踏んで、怪我や転倒をする可能性もあります。
一方でお菓子まきの場合は、まくお菓子に決まりはないので、もし体に当たっても痛くないもの、食べても安全なものなど、施設や家庭によって選ぶお菓子を変えることができます。
節分は大人だけでなく、子どもも楽しむことが多い行事なので、より安全に、幅広い年代が楽しめるお菓子まきは、広まりやすかったのではないでしょうか。
片付けがしやすいから
こちらは完全に大人の事情です。(笑)
確かに、節分豆をまくと、散らばってしまって後片付けが大変ですよね。
特に家具や家電製品を置くことが増えた現代では、家で豆まきをするとモノの間に豆が入ってしまうケースも少なくありません。
ある程度の大きさがあり、個装になっているものも多いお菓子であれば、まいた後も拾いやすく、片付けがしやすいため、行事として取り入れやすいのも頷けますね。
まとめ
今回は、節分にお菓子まきをする地域がどこなのかや、お菓子をまく理由について解説しました。
もともとは節分に関係のない、愛知県の結婚式の風習から始まっていたなんて、面白いですよね。
節分には鬼を退治する、つまり厄を払うという意味と、福を呼び寄せるという意味があります。
一方、お菓子まきの場合は、厄除けというよりも、とにかく福を呼ぼう、幸せを手に入れようという願いが強く込められているように感じますね。
また、お菓子は子どもも安全に楽しみやすく、現代の家庭事情にもあっているため、全国の家庭に広まりつつあります。
この記事を読んで興味を持った方は、ご家庭でお菓子まきを楽しんでみてはいかがでしょうか?
以上、節分にお菓子まきする地域は?理由も解説!でした♪
*4歳女の子と1歳男の子を育てる20代ママ
*0歳〜中学生の英語講師の経験あり
*おでかけ・エンタメ大好き
育児に奮闘する《あなた》の暮らしを彩る情報をたくさん発信していきます♪
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